【歳時記_04】清明 2019


清明とは「清浄明潔」の略。
4月5日頃とされているので少し過ぎてしまいましたが、「暦便覧」には「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれる也」とあり、草木が芽吹き始め、万物がすがすがしく明るく美しい頃とされる。

しかし今年の春は暑かったり、寒かったりの繰り返しで、いつも以上に不安定な天候が続いている気がします。
お花たちも咲いてみたものの、急に寒くなったり暑くなったりしてびっくりしているのではないでしょうか。少しずつ気候が変化しているのか、それともたまたまなのだろうか。
ただ気のせいかもしれませんが、花や新芽が場所によってばらつきがあるように今年は街を歩いていても感じます。これが日当たりによるものなのか、天候によるものなのかわかりませんが、少し心配です。
自然はコントロールできるものではないので、できるだけ負荷をかけるような生活は抑えていくことがますます大切になってきます。次世代にちゃんとバトンタッチできるように考えていければと思います。
今年の春もあっという間に過ぎて行きました。これから徐々に暑くなってくると思いますが、四季折々の季節感を大切にした住まいのあり方、住まい方を考えつつ、環境の変化を少しでも感じ取れるような敏感な自分でありたいですね。

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