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【歳時記_06】大寒 2020

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今日は二十四節気の大寒。 一年で一番寒い時期になります。 今年は暖冬の影響で気温も平年に比べると高く過ごしやすい日でした。
個人的にはこれくらいの気温だと体に対する負担も少なく良いのですが、世界に目を転じれば、オーストラリアの大規模な森林火災、大雨などをはじめ、各地で異常気象の影響が出ています。
おそらくこの傾向は今後、ますます出てくるのかもしれません。
自然災害というものはいつ、どこでやってくるかわかりません。地震や台風など、今まで以上に大規模なものが起きる可能性もあります。
自然相手なので、個人的にどうすることもできないのですが、常日頃意識して過ごすようにしながら、対策もしていかなければならないですね。
何事においてもバランスが大切。
現在は人間界と自然界のバランスが崩れてきていて、地球自体が全体のバランスを取ろうとしているのかもしれません。
これから少しずつ春に向かって季節が変わっていくけれど、今年はどんな春が待っているのでしょう。


【Topics_03】空き家問題とは

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昨日の日経新聞に全国の空き家を市区町村別に見たランキングが掲載されていた。 2018年に総務省から発表された住宅・土地統計調査の確定値に基づいて分析されたものだ。住宅・土地統計調査は5年ごとに実施されている統計調査で、住宅数、空き家数、建物の構造や建て方、建築の時期などの結果が提供されます。
居住者がいない住宅のうち、リゾート地などに多い別荘を除いて算出したものだそうだ。
最も空き家数が多いのは東京都世田谷区で49,070戸、続いて東京都大田区の48,080戸となっていた。空き家数ベスト10のうち3つが東京23区を占めている。東京都心の住宅地においても空き家問題が顕在化してきている証拠といえるかもしれない。
空き家率では北海道が3市はかつて炭坑で栄えたところで、石炭産業の衰退によって住民が減って、空き家になった家が多く残っている様子がうかがえる。
2018年の住宅・土地統計調査では総住宅数は6240万7千戸、総世帯数は5400万1千世帯。5年前の2013年に比べ、総住宅数は177万9千戸、総世帯数は154万9千世帯増だという。
総住宅数に対し、総世帯数は1968年にすでに逆転し上回っている。
空き家の総数は848万9千戸。
ただ空き家といってもその中には二次的住宅(つまり別荘、たまに寝泊まりしている住宅)、賃貸用住宅、売却用住宅(新築、中古)、それ以外に人が住んでいない住宅、また空き家の判断が困難な住宅(調査できないものなど)を含むものはその他の住宅に数えられている。
したがってこの数字がすべて空き家かというとそうではない。
空き家のうちほぼ半数の432万7千戸が賃貸用住宅である。また4割の348万7千戸がその他の住宅となっている。
数字自体を鵜呑みにするのではなく、傾向として捉えるべきである。様々な統計が存在しているが、数字だけが一人歩きする場合が多々ある。
空き家数も同様で、実際はもう少し少ないのではないだろうか。地域によって事情は異なるため、はっきりとした数字はわからないようだが、空き家率も全国平均は10%前後ではないかという人たちもいる。
統計自体どういう意図でなされたものか理解することで、数字に踊らされることなく、冷静に対応していくことが大切だと感じている。
単に数字を減らすだけの問題ではなく、ハード、ソフトの両面からまた社会政策として総合的に空き家問…

【歳時記_05】大暑 2019

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昨年に比べれば、涼しいくらいの7月であるけれど、今年も大暑を迎えた。 昨年同日に熊谷では観測史上最高の41.1℃を記録するなど、異常なほどの暑さだった記憶も薄れてしまっている今日この頃。 2019年はもっとすごいことになるのではと迎えた今年。 蓋を開けてみれば梅雨らしい7月ではあるものの、今度は日照不足である。 暑すぎるのは困るが、これほど晴れない7月も困りものである。 今週中には梅雨も明けるようだが、急に暑くなっては体もビックリしてしまう。 来年のオリンピック・パラリンピックはどんな感じになるだろうか。 その前に今年の8月の暑さを乗り越えなければ。 また寝不足の日々が続くのだろうか。。。

【歳時記_04】清明 2019

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清明とは「清浄明潔」の略。
4月5日頃とされているので少し過ぎてしまいましたが、「暦便覧」には「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれる也」とあり、草木が芽吹き始め、万物がすがすがしく明るく美しい頃とされる。

しかし今年の春は暑かったり、寒かったりの繰り返しで、いつも以上に不安定な天候が続いている気がします。
お花たちも咲いてみたものの、急に寒くなったり暑くなったりしてびっくりしているのではないでしょうか。少しずつ気候が変化しているのか、それともたまたまなのだろうか。
ただ気のせいかもしれませんが、花や新芽が場所によってばらつきがあるように今年は街を歩いていても感じます。これが日当たりによるものなのか、天候によるものなのかわかりませんが、少し心配です。
自然はコントロールできるものではないので、できるだけ負荷をかけるような生活は抑えていくことがますます大切になってきます。次世代にちゃんとバトンタッチできるように考えていければと思います。
今年の春もあっという間に過ぎて行きました。これから徐々に暑くなってくると思いますが、四季折々の季節感を大切にした住まいのあり方、住まい方を考えつつ、環境の変化を少しでも感じ取れるような敏感な自分でありたいですね。

【展覧会レポート_02】子どものための建築と空間展

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先日、パナソニック汐留ミュージアムで24日まで開催されている「子どものための建築と空間展」に行ってきた。展覧会概要には「私たちが子どものとき過ごした空間は、原風景として長く記憶にとどまり、その後の生き方や考え方の形成に与える影響は少なくありません」とある。確かに自分自身を振り返ってみれば、小学校はすでに鉄筋コンクリート造の建物でしたが、中学は2年まで木造校舎で過ごしました。その経験とともに地元には日本最古の洋風木造校舎が残っていることもあり、自然と木造校舎には惹かれる自分がいます。
明治から始まる近代教育その時代のニーズや時代背景 明治、大正、昭和、平成という時代を通じて子どものための建築のあり方の変遷を見ることができた。
展示されていた建築のうち、いくつかは実際に見学したこともある。
また設計事務所に勤めていた時、担当ではなかったが、基本コンセプトの形成から竣工に至るまで、小中学校の設計の大変さ知っているので、そこに込められたいろいろな人たちの思いを少なからず感じる取れた気がする。
中でも和歌山県の橋本市立高野口小学校は1937年(昭和12年)にできた大規模木造の小学校で、重要文化財に指定され、現役小学校として使用されていることに感銘した。時代変化が激しい現代において80年以上経過してもなお、使い続けることはなかなか難しいことである。地元では改修か建て替えか議論もあったようだ。
単純に文化財的価値があるからといって残すにも地元に住む人々の声は十分に聞くべきである。今後、古い建物の活用方法については単純に建て替えをするだけではなく、用途変更によってよみがえることも可能であるから、様々な視点から考慮すべきであろう。
展示にはありませんでしたが、日本最古の現役木造校舎として知られていた高梁市立吹屋小学校は、児童数の減少によって2012年3月に廃校になりました。しかし文化財的価値を後世に残すために2020年には資料館としてオープンする予定だそうだ。
展示には現存しないものも含まれてはいたが、できれば学び舎はいつまでも残っていてほしい建築の一つだと思う。


展示内容は建築の図面や模型だけでなく、遊具や教育玩具、絵本の原画なども展示されていて幅広い展示内容となっていました。
きっとこんな学校に通っていたら、通ってみたかったという建築が見つかると思います。
汐留では今週末までの開催ですが、お急ぎく…

【歳時記_03】春分 2019

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今日は春分の日。 立春から春分の間に吹く風速8m/s以上の南風で、前日よりも気温が上昇する状態だと記憶しているが、今日はかなり風が強いけれど、春一番なのだろうか?と思っていたら、もう既に関東では春一番が吹いていた。
中国地方は今日、去年より35日遅い春一番が吹いたということだ。 前日、お預けになっていた東京のソメイヨシノも開花しました。
平年より5日早く、昨年より4日遅い開花だそうだ。来週末が満開ですね。
いよいよ春本番です。

【コラム_05】東日本大震災から8年が経過しました。

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東日本大震災が発生してから8年が経過した。
いまだ避難生活を余儀なくされている方も多くいらっしゃる。
震災後2ヶ月目に書いた文章を改めて、自分自身にその時の気持ちを忘れないようにここに再掲することにしました。
マグネチュード9.0という観測史上最大の地震が発生して早くも2ヶ月が過ぎました。
当初は目の前にあったはずの町が津波によって一瞬にして瓦礫の山と化し、日常生活を奪いさる映像を目の当たりにして、為す術もない人間の無力さにただ呆然とするばかりでした。しかし時間の経過とともに復旧から復興へと気持ちがシフトしてきている被災地の様子をニュースで見ていると逆に勇気づけられる思いです。
気象庁によれば5月6日15時現在、これまでに発生した余震は、M7.0以上は5回(7.7、7.5、7.4、7.1、7.0)、M6.0以上は76回、M5.0以上は444回です。また、最大震度4以上を観測した余震は140回ということです。過去におきた他の地震に比べ余震の多さは桁違いで、まだ今後も大きな余震が起きる可能性もゼロではない状況にあります。日本がいくら地震国とはいえ、これほどの回数の地震は未経験で、過去の同規模の地震からすれば最大余震は本震―1程度の規模が多いといわれていて、今回もまだ安心していれる状況にないので注意が必要です。
 地震発生時、自分はちょうど外を歩いていた最中で、建物から人があわててたくさん出てきたので一瞬何が起こったのか分かりませんでした。ところが目の前のペンシルビルが隣のビルにぶつかるくらい揺れ、ガラスが音を立て今にも割れそうな勢いだったので、すぐその場を離れ、広い通りにでました。すると中高層のビルも大きく揺れていて、これはただ事ではないとその時感じました。自分でも意外と落ち着いていたのですが、もしこれが建物の中や高層ビル、地下やエレベーター、電車の中などであったらどうだっただろうか、と思うとあまり想像したくはないけれど、パニクっていたかもしれません。 今考えると外を歩いている最中は、揺れに対しては鈍感だったのが幸いして落ち着いていれたのかもしれません。家に戻ってみると意外と物が落ちていなかったので安心しましたが、テレビの画面に映し出された映像からはその事の深刻さに目を奪われ、報道している側の緊迫感が画面を通じて伝わってきました。 今回の地震で自分の周辺では大きな被害はあ…